小千谷市のまったく新しい就職支援プロジェクト『ぽっぷわーく』の取り組みとして、今年4月に商品開発企画をスタート。小千谷市の学生を対象に、「小千谷で働くイメージを持ってもらう」「地域の愛着醸成」「学生の企業理解を深める」この3つを目的とした企画で、今回は、小千谷西高校の生徒と小千谷市の老舗米菓メーカー阿部幸製菓が協力して、”防災食”を開発しました。商品化に向け、7月に校内コンペが行われたので、その様子を取材しました。
学生たちは、それぞれ担当分野に分かれ、商品のコンセプトや、マーケティング、キャッチコピーなどの考え方を学び、パッケージを制作をしたり、アイデア出しと試作を重ね調理を行ってきました。
4グループに分かれて、防災食とそのパッケージを完成。コンペには、カレーとスープの2種類が選出されます。
パッケージデザインは、まず食品加工チームからどんな防災食にするのかヒアリングをして、メンバー全員でデザインを提案し、みんなで良いと思ったものを採用したそうです。
地元産の食材を使用したり、小千谷名物へぎそばからヒントを得た“そば屋のカレー”を意識したかつおだしたっぷりのカレーなど、小千谷な愛を感じる商品が完成しました。この中からカレーとスープ1つずつが選ばれ、商品化するものが決まります。
小千谷市長、阿部幸製菓社長、小千谷西高校校長、商工会議所職員、コンペに参加した生徒の皆さんが審査員となり、様々な視点で審査が行われました。
全員の投票がおわり、いよいよ結果発表。商品化が決まったのは……
ピリッとくる辛さが特徴の『ココ辛カレー』と、米粉のとろみと生姜であったまる『ぽっかスープ』でした!
『ココ辛カレー』は、煮崩れしにくい小千谷産のさつまいもや枝豆、あっさりとした鶏むね肉を使用したカレーです。具材から甘味が強いかと思いきや、災害現場でも元気が出るようにあえて辛さを加えたそうで、爽やかな食後感が特長。
『ぽっかスープ』は薄切りのニンジンやマッシュルームを入れ、魚沼産の米粉でとろみをつけた優しいスープ。被災した人がほっと温かくなるように、生姜がたっぷり入っています。ぽってりとした舌触りから、生徒の思いやりが感じられるような商品に。こちらの2品はブラッシュアップして阿部幸製菓にて商品化が進められます。
2024年12月に商品販売開始予定!
12月に「小千谷市ひと・まち・文化共創拠点ホントカ。」にて、お披露目イベントを開催予定。
今後の情報は、ぽっぷわーくHPまたは、インスタグラムをチェック!
小千谷市就職支援プロジェクト『ぽっぷわーく』
【HP】https://www.popwork-ojiya.jp/
【Instagram】https://www.instagram.com/popwork_ojiya/
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