まちの「あれ何だ?」を調べる人気企画! 今回は燕市の宮町商店街にある〈まちトープ〉に突撃取材。
一見カフェ?でも中に入ってみると、地域への想いあふれる空間が広がっていました。
あなたのやりたいことをまちのみんなで
燕市宮町商店街にある〈まちトープ〉。建物自体は宮町商店街の再開発事業の一環として建てられた複合施設で、運営元は〈シマダマサノリデザインスタジオ〉。店主は燕生まれ・燕育ちのデザイナー嶋田雅紀さんです。「ここのコンセプトは“みんなが使えるまちの居場所”。商店街を訪れた人が誰でも・何時間でもも滞在できる場所です。なのでコーヒー1杯で丸一日でもいてもらってOKですよ」と嶋田さん。商店街のまちづくり会議に所属し、前述のコンセプトの発案者でもある嶋田さんは、商店街の人たちや地元の人たちと話し合いを重ねながら、人と人、人とまちがつながるための館内コンテンツを充実させてきました。次章でその詳細をご紹介します!
施設の中には何がある?いざ館内ツアー
建物に入って真っ先に目に入るのは一棚オーナー制の図書館〈ぶくぶく〉。誰でも本棚のオーナーになれて、置いてある本は貸出OK。以前この場所にあった民営図書館が再オープンしたかたちです。
その先にはシェアラウンジとカフェカウンター。大小さまざまなイスとテーブルが置かれ、打合せやワークショップ、友だち同士で過ごしたり一人で黙々と作業をしたりと、利用する人たちそれぞれの時間が流れている様子です。カフェカウンターの中からはキッチン担当の山後さんが笑顔でお出迎え。「ドリンクや手作りの軽食、お菓子などを提供しています」とのこと。カフェの前には物販スペース。地元のお土産や雑貨、地元クリエイターの作品に混ざって地域の子どもたちがつくった作品も置かれているのが興味深いところ。番奥にはレンタルキッチンスタジオ。料理教室をするもよし、仕込みをするもよし。ホームパーティーの会場にも使えそうです。
みんなの図書館 ぶくぶく
現在約60名の“一箱本棚オーナー”が自分の本棚を持つ民営の図書館。棚の中を覗いてみると、小説、図鑑、実用書、絵本などのほか、ショップカードやお手製のゴジラの模型(!)など、オーナーの個性が光ります。自己表現の場として思い思いの本棚を作っているようです。
カフェ・ラウンジ
コーヒーやカフェオレ、自家製ドリンク、商店街のお茶屋さんのお茶の他、軽食や手作りお菓子も提供しているカフェスペース。最新情報はInstagramで確認を。
自習室
キッチンスタジオ
ショップスペース
オープンから1年 これからの〈まちトープ〉
〈まちトープ〉ではヨガや英会話教室、ボードゲーム、読み聞かせ、体操教室など毎週2〜3件のイベントを開催していて、対象者や年齢層は実にさまざま。「他にもイベントではないですが、おじいちゃんおばあちゃんが若い子にスマホの使い方を教えてもらっているなど、そんな光景もよく見られます。自分の得意なことを誰かに教えたり、自分自身を表現したり、誰かのやりたいことをみんなで一緒に楽しんでいる感じですね」と嶋田さん。モダンな外観に惹かれた海外の旅行者がフラリと立ち寄ることも少なくないそうですが、運営側としては「まだまだ」と感じていることも多く、「地元の方にもっともっと気軽に利用してもらいたいです。理想は地域の公民館。今年はより人と人、人とまちをつなげられる仕掛けを考えていきたいです」と展望を語ってくれました。
2025年2月に開催されるイベントは下記の通り。また2月は燕市商店街で『天神講まつり』にちなんだキャンペーンを実施します。ぜひこの機会に、まちに訪れ、まちに触れ、まちを使う、そんな体験の入口〈まちトープ〉に行ってみませんか?
まちトープ 2月のイベント情報
2/16(日)店主シマダマサノリのイラストワークショップ
2/27(木)お花のワークショップと販売 (パレットリズさん×坂源さんのコラボイベント)
この他、イベント決定次第更新!
最新情報やイベント詳細は公式Instagram(@machitope)で確認を!
燕市商店連合会主催 第12回天神講まつり
2/7(金)~23(日)
燕市商店街の対象店で1,000円購入ごとに応募券1枚進呈。
必要事項を記入の上応募箱にて応募すると抽選で最大30,000円の『天神講商品券』をプレゼント!
燕市商店連合会事務局:0256-63-4116
machitope (まちトープ)
住/燕市宮町2-26
営/10:00~20:00
休/火
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